京都は自転車がいいですね

合間を縫ってアンディ・ウォーホル展も観てきました。猫好きのウォーホルは2月22日に亡くられたのですね。……と、2月22日が「猫の日」なのは日本だけではあるのですが。

京都でほっこりしすぎたせいで、東京に戻ってからは地獄のように忙しいです。いまこれを書いている机の上は、著者の赤字をゲラに転記中で、付箋と赤ペンと大量の原稿に埋もれています……。そういうときに限って猫がスライディングしてぐちゃぐちゃになるんですよ……涙。

そしてrn pressの土曜講座を受講する皆様がようやく決まりました。絶賛準備中です。今回は予想よりも多くお申し込みがきてしまい、ご希望に添えなかったみなさま、申し訳ありませんでした。秋に第二回の開催を目論んでおります。

いろいろ考えていると私も作りたくなってしまって、新刊の作業の合間にちくちく作ろうかなと思っています。

鋭意制作中です。入稿前は本当に大変です。編集作業というのは、著者と話したり、ゲラに赤字を入れるだけではなく、実は本を作るためにたくさんの本を読む必要があるのです。そんなわけで本が山積みです。ああ、これをどう消化したらいいのだろう……と途方に暮れています。

rn pressはこだわりと愛だけは強いので、良い本をみなさまにお届けできるようがんばります！

若林恵さん、藤田裕美さんと一緒にSPBSのトークイベントに出演します。書籍の企画書の講評ということで、「宿題あり」のイベントです。売れる本、作りたい本といろいろな本があります。そういうお話をしていくのかなあと思います。よければぜひご参加ください。

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読んでいない本について考えることは、本をつくることに似ている？本のつくり手たちによる、一日限りの読書談義！

整然と本が並ぶ書店の棚、何十冊ものブックリスト、机の上の“積読”の山……。おそらく一生かかっても読み終えることがない本たちを前に、私たちはどのように本と向き合い、選び、良好な関係を築くことができるのでしょうか。本トークイベントではそんな疑問を起点に、本を読むことや本との向き合い方、本が私たちにもたらしてくれるたくさんの可能性について、本のつくり手でもあり読み手でもある３人にお話しいただきます。後半では、「本を読む」の手前にある「本をつくる」という行為に着目し、企画書講評会を行います。参加者には事前に「本の企画書」を提出していただき、その本の可能性（あるい可能性のなさ）について議論します。ゲストは、雑誌や書籍の編集を多数手掛けている編集者の若林恵さん（黒鳥社）と野口理恵さん（rn press）、黒鳥社の書籍のデザインを担当されたご経験もあるグラフィックデザイナーの藤田裕美さんです。このイベントが、なんとなくつきまとう「本を読まなきゃ」という呪縛から解放され、自分なりの本との付き合い方を見つめ直すきっかけになれば幸いです。

2023/01/28 (土)

15:30 - 17:30 JST

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今週のおすすめは「USO」でもご執筆いただいており、個人的にも良き友人であるエレナ・トゥタッチコワさんの作品集『聴こえる、と風はいう』（エクリ）です。まだ発売したばかり。RIGHT NOW BOOKSTANDでも入荷しています。

彼女が精力的に取り組んでいる陶器の作品と、写真、詩、エッセイが掲載されています。私が普段ご一緒している著者のみなさまもそうなのですが、同じ時間、同じものを見ていたとしても、「この人にはこう見えているのか！」と驚くことがあります。私はいつもエレナの視点に驚かされます。

山を歩く、空気を感じる、川の水に触れる。誰にでもできることなのに、エレナが感じることは、誰とも違う。本当にキラキラした瑞々しい感性を持っています。みなさん、ぜひエレナの視点を楽しんでみてください。

もう2月……。みなさん、今年もがんばっていきましょう。よければご登録ください！