第6回 生き様を見せてくれ!

出版社アールエヌプレスがお届けるニュースレター(隔週土曜日)。編集部の様子と、おすすめの本などを紹介していきます。
rn press 2022.10.01
誰でも
猫の生き様とは!

猫の生き様とは!

今週の編集部

猫が人間で暖をとり始めたので秋の訪れを感じます。こうやってPCに向かっていてもウナギ(猫)が腕の中にぴったり収まっています(邪魔です)。黒のタートルネックに猫毛がびっしりです。

rn pressは武蔵野市の隅っこにある「はなもも公園」の奥にあり、公園の中にあるような事務所なので、窓を全開にしていると風が抜けて気持ちがいいです。施設の有志でハロウィンの飾り付けをしたりと、のんびり秋を楽しんでいます。

今週の編集部ですが、あいからず「USO4」をつくっています。今回の作家ラインナップを公開前ですが、注文をとりはじめました。今月中旬には発表できるかなと思っています。今回は少し漫画が多め。とても素敵だけど、ずっしり重い、圧強めの作品が揃っています。

路地裏の本棚 2022.10.7 fri. - 2023.3.26 sun. 前期:2022.10/7〜12/25   時間:12:00〜19:00 ※日曜・祝日は18時まで ※月曜・火曜はお休み

路地裏の本棚 2022.10.7 fri. - 2023.3.26 sun. 前期:2022.10/7〜12/25   時間:12:00〜19:00 ※日曜・祝日は18時まで ※月曜・火曜はお休み

10月7日〜中目黒SUT「路地裏の本棚」に出店

中目黒にあるSpace Utility TOKYO(SUT)にて、10月7日から12月25日までに2カ月強の間、「路地裏の本棚」という企画に参加します。「版元と編集者がおなじ人」という共通点のある出版レーベルが集合するそうです。みなさん濃そうで楽しみです。野口の編集の先輩である大福書林さんと一緒です。光栄です。rn pressからのラインナップは、今日マチ子さん、北村みなみさん、佐々木充彦さんの書籍、USOシリーズと、RIGHT NOW BOOKSTANDからもちょっと濃いめの書籍たちを展開します。武蔵野とは違う客層にワクワクします。

10月10日はhoccoの秋祭り

rn pressが入居しているhoccoにて、秋祭りが開催されます。飲食のお店など、たくさん来てくださるようですが、rn pressが運営する本屋RIGHT NOW BOOKSTANDの軒先には、大福書林さんがお店を開きます。いつもとはちょっと違うラインナップでお届けしますので、ぜひ遊びに来てくださいね!

ZINE教室。秋からスタートして、春の文学フリマを目指す、というのはどうでしょう。

ZINE教室。秋からスタートして、春の文学フリマを目指す、というのはどうでしょう。

rn pressの編集教室

先月からゆるふわでスタートしている「rn press編集教室」には、既にたくさんの方が遊びに来てくださっています。20代〜30代の男女関係なく、現役大学生、ライターさん、モラトリアムな男の子…。みなさんとても熱心で、刺激をいただいています。引き続き、いつでも大歓迎なので、出版全般について知りたいことがある方はいらしてくださいね。

また、いま「ZINE教室」開催を画策中です。いろいろな編集スクールを見ていると、編集とはなんぞや、を教えてくれつつ、大手出版社の通例だったり、取材や撮影のあれやこれやを学んで「業界ってすげえ!」とはなるけれど、私だったら「自分、そんなエリートではありませんし…」とがっくりしてしまいそう。雑誌的なもの、作品ポートレイトでもなんでも「つくりたいもの」があって、それを紙で発散させたい方のお手伝いができればよいなあと思います。rn pressは流通までやっていますので、「作る→出す」だけではなく「→売る」までちゃんと併走します。

個人的には「編集者になりたい!」という人よりも、具体的に「こんな本がつくりたいんです!」と言う人のほうが、信用できるなと思います。うまく言葉にできなくても、自分で作ってみたい像がちゃんとある人が素敵だなと思います。何をやるか、形として何を残すか。それが生き様だ! と私は思うのです。……と、すっかり熱くなってしまいました。11月くらいまでに整えて、お知らせしようかなと思います。お楽しみに。

warmer warmerは吉祥寺の八百屋さん。

warmer warmerは吉祥寺の八百屋さん。

猫店長おすすめの本

今週のおすすめの本は、warmer warmer高橋一也さんの『八百屋とかんがえるオーガニック』です。先日、とある現場で高橋さんと一緒になり、いろいろお話を聞いていて、とても素敵な方でびっくりしてしまいました。高橋さんは日本に昔から根付いた野菜の美味しさの魅力を伝えるべく、古来種といわれる野菜を研究するために全国を飛び回っています。

私の場合、WIREDの仕事をしていることもあり、ナチュラル・オーガニックよりもケミカル・超自然・最先端テックが好きなタイプですが、基本的に「身体にいいこと」には興味があり、その手段としてのケミカル・テックを選んでいるというにすぎません。「身体を大事にしたい」というのはオーガニック派と言われている方々と何ら変わりはないのです。

と、聞いてもいないステートメントをたらたらと「何を言っているんだ??」という感じですが、美味しい野菜を食べたいという欲のために品種改良をするというより、「昔からある野菜って、まじおいしいじゃん」「おいしい野菜に、みんな気づいて!」というのが高橋さんです。そういえば最近、超甘いトマトなどの進化系野菜もあるけれど、なるほど、子どものころおばあちゃんの畑で採った素朴なトマトも、ちょい酸味が強くて美味しかったなあと思い出してみたり。

と、野菜についてとっても考えさせられるとても良い本です。みなさんぜひ読んでみてくださいね!

次回の更新は10月15日

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